
そのACTION01「ストレス社会を食から考える」#いきいきでは、奇跡の清流と呼ばれる仁淀川の恩恵をたっぷり受けて育った日高村のフルーツトマトと、土佐八升豆の力を借りて、「眠れる村のおとなゼリー」を開発しました。
中でもゼリーの原料となる土佐八升豆は、高知県で育つ伝統的な豆の一つで、その栄養価の高いスーパーフードです。今回は実際に成分分析を行い、どのような栄養素が含まれているのかを詳しく調べてみました!
鶏の胸肉と同じくらい、高たんぱく質で低脂質!
分析の結果、100gあたりの基本的な成分は以下のようになりました。
この結果から、土佐八升豆は高たんぱく・低脂質な食品であることがわかります。特に土佐八升豆のたんぱく質含有量(26.6g/100g)は、鶏むね肉(皮なし・加熱)のたんぱく質量(27.0g/100g)とほぼ同じ!
植物性食品としては非常に高いたんぱく質含有量であり、動物性食品に匹敵することが分かりました。
芳香族アミノ酸と必須アミノ酸を含有!
さらに、アミノ酸の含有量を調べたところ、以下のような結果になりました。
土佐八升豆には、芳香族アミノ酸が豊富に含まれていることが分かりました。土佐八升豆から検出され特に多かったのが、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファンの3つ。この3つの芳香族アミノ酸は、脳内の幸せ伝達物質の原料になるとも言われており、重要な栄養素です。芳香族アミノ酸だけでなく、体の中で作り出すことができない必須アミノ酸を含む15種類のアミノ酸が含有されています。
今回の成分分析を通して、日高村で栽培をした土佐八升豆は高たんぱく・低脂質で、バランスの良いアミノ酸を含んでいるスーパーフードであることを再確認しました。しかし、土佐八升豆には人間の胃でタンパク質を消化する酵素「トリプシン」の働きを阻害する「トリプシンインヒビター」も多量に含まれています。生の種子を食べると害がありますが、たんぱく質のため、加熱によって活性を失います。
「眠れる村のおとなゼリー」は高知大学との共同研究のもと、有害な物質は失活させつつ、土佐八升豆に含まれる栄養素をなるべく壊さず、抽出して製造をしています。