
そんなとまけん部の素朴な疑問を調査する研究企画、「日高村トマトは、本当にGABA含有量が多いのか?!」編では、実は今まで調べたことがなかった、トマトに含まれる栄養素について徹底的に調べてみました(全2回)。
vol.1は、日高村のフルーツトマトと大玉トマトの成分分析の結果を比較しました。
高知大学次世代地域創造センター・土佐フードビジネスクリエーター人材創出事業 特任教授 富 裕孝先生(高知県機能性表示支援員)にデータの解析調査等について、ご助言をいただき進めていきました。
身近な野菜すぎて、調べたことなかったトマトの栄養素
日高村の特産品であるトマト。「そもそも、私たちが食べようとしているトマトって、どんな栄養素が含まれているんだろう?」と新たに疑問が浮かんできました。
あまりにも身近な野菜すぎて、トマトにどんな栄養素が、どれだけ含まれているのかは調べたことなかったのです。「とりえず、おもしろそうだから調べてみよう!」と、とまけん部の研究がはじまりました。
日高村のフルーツトマトの驚くべきGABAの含有量!
日高村で栽培されている大玉トマトとフルーツトマトの成分分析を行い、結果を比較しました。水分、炭水化物、タンパク質、ナトリウム、リコピンなどの含有量は、大きな差はありませんでした。

しかし、GABA(注)の含有量を比較したところ、大玉トマトは27mg/100g だったのに対し、日高村フルーツトマトは2倍の58mg/100g、日高村のシュガートマトはなんと119mg /100g!GABAの含有量の多さには、とまけん部も土佐フードビジネスクリエーター人材創出事業 特任教授 富先生も驚きました。


──今回、大玉トマトとフルーツトマトの成分分析の結果を比較したところ、フルーツトマトのGABAの含有量が、驚くほど多いことが判明しました。次回は、GABAの量が変化する要因は何なのかを研究していきます!
「日高村トマトは、本当にGABA含有量が多いのか?!」〜Vol.2 GABAの量って何で変化するの?〜