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  • 2025年2月12日
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「高知大学で日高村トマトのGABA測定を見学!」
〜vol.2 GABAの含有量、通常の約4倍!?〜

2024.07.07

高知県日高村に発足した大人の部活動、『とまとで健康・とまとを研究する部活動』略して"とまけん部"。そんなとまけん部は高知大学との合同研究で、日高村のトマトのGABA含有量を測定し、日高村のトマトはGABAが驚くほど多いことを発見しました。
今回はJA高知日高支所の方、日高村役場の企画課の方と一緒に初めて高知大学を訪問!
vol.1では、目に見えないGABAに色をつけてくれる酵素ととまとを反応させました。vol.2ではついにGABAを測定。さらに、日高村のシュガートマトの強みについてお話しした様子もお届けします(全2回)。



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<高知大学次世代地域創造センター・土佐フードビジネスクリエーター人材創出事業 特任教授 富 裕孝先生(高知県機能性表示支援員)にご協力いただきました。>


高知大学:それでは、酵素が反応したのでGABAを測っていきましょう。
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役場:すごい、紫色になってますね〜。


高知大学:色が薄いとGABAが少なくて、色が濃いGABAが多いです。


JA:GABAは色の違いでわかるんですね!


高知大学:はい。反応して紫になった液をこの機械に入れて、測定していきます。
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高知大学:今日のミニトマトは36mgです。100gあたりに換算したら44mgくらいですね。普通のミニトマトは35mg/100gと言われているので、やっぱり日高村のトマトはGABAが多いですね。
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JA:普段、日高村以外のトマトは測ってるんですか?


高知大学:いいえ、私は日高村のトマトしか測ったことないです(笑)


役場:高知県内で日高村以外にここまで、トマトのGABAのことを調べているところはありますか?


高知大学:いや、ないですね〜。ミニ、大玉、シュガートマトとトマトの種類、農家さん、季節による変動まで調査をしている地域は他にないです。


JA:日高村は"トマト先進村"と言ってもいいですね!


高知大学:そうですね!


役場:日高村トマトのGABA含有量の高さは強みになりますか?


高知大学:トマトには、おおよそ30-60mg/100gのGABAが含まれていると言われています。最近では遺伝子組み替えをして、一つにGABA100mg含有するトマトを作る研究をしているところだってある。にもかかわらず、日高村のシュガートマトは多いものでは200mg近く、最低でも100mgは超えてるんです。通常のトマトの4倍近い。この結果にはびっくりしましたね。

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役場:甘くて美味しいトマトは、全国的にどんどん増えてきていて、糖度だけでは勝負できなくなってきてます。でも、日高村のトマトは美味しいだけじゃない。このGABA含有量の高さは大きな強みになっていきますね!


高知大学:そうですね。GABAにはいろんな可能性が秘められています。


──今回はとまけん部と一緒に研究をしてくださっている高知大学を訪問しました。JA高知日高支所の方も、日高村役場の企画課の方も、GABAを測定しているところを初めて見学し、興味津々。
そして、美味しいトマトが全国であふれている中、日高村トマトの強みを再確認することができました!
これからも日高村は"美味しくて食べて、健康になれる"トマトをお届けします!